2025.06.26
設立総会・第1回研修会を開催しました
令和7年6月24日(火)大分県庁本館6階防災活動支援室1・2にて、大分県災害中間支援組織「おおいた災害支援つなぐネットワーク(O-Link)設立総会および第1回研修を開催いたしました。
本会はこれまで大分県内の有志のNPO・ボランティア等により設立準備を行って参りました。行政機関及び社会福祉協議会、NPO、民間団体等の県内外の多様な主体との連携を通じ、被災者及び被災地支援に係る情報共有や支援団体と被災者・被災地域ニーズの調整を行い、復旧・復興を支援することを目的としてこの度設立されました。
当日は、会場およびオンラインにて県内で活動するNPO・ボランティア、行政関係者、専門機関など多くの関係者の皆さまにお集まりいただき、発災時の連携はもとより平時からの連携強化に向けた協力体制構築の新たな一歩となりました。
ご参加、ご協力いただきました皆さまに心より御礼申し上げます。
【第1部】第1回研修会
設立総会に先立ち、「被災者支援のコーディネーションについて学ぶ」をテーマに第1回研修会開催しました。
講師に認定NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)事務局長・明城徹也氏をお招きし、災害時における被災者支援コーディネーションの重要性や、支援者自身の心構え、支援体制や具体的手法について事例を交えながらご講演いただきました。


被災者支援について、行政機関・社会福祉協議会・NPO等の「三者連携」の必要性、東日本大震災時の教訓、情報共有の重要性… 刻々と変化する被災者・地の状況やニーズをいかに収集・分析し関係者感で共有するか。そのための仕組みづくりと平時からの訓練の必要性を学びました。


質疑応答では、参加者からの質問も多数あがり、意見交換がなされました。また、九州でも特に災害中間支援組織先進県とも称される熊本県のNPO法人くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)代表の樋口氏からも、自らの経験をもとにお話いただきました。




全国の支援団体やボランティア、行政機関や専門機関などからの多種多様な支援を、現地の真のニーズと的確に結びつけるためのコーディネーターの役割について学ぶことができました。
参加者からは、「具体的な事例があり分かりやすかった」「他の団体の方と課題を共有でき、有意義だった」といった声が寄せられ、今後の連携に向けた意識を共有する貴重な貴会となりました。
【第2部】設立総会
研修会終了後、17:00より「おおいた災害支援つなぐネットワーク(O-Link)」設立総会が開催されました。
総会では、会規約、事業計画・予算(案)、役員選出などの議案について審議が行われ、全会一致で承認されました。これにより、O-Linkは正式に活動をスタートさせる運びとなりました。
代表あいさつでは、代表理事に就任した設立発起人 山下茎三より、これまでの災害対応で得られた教訓を踏まえ、平時からの「顔の見える関係づくり」の重要性と、構成団体一丸となって大分県の防災力向上に貢献していくことへの力強い決意が述べられました。
また、来賓の大分県生活環境部部長 首藤圭さま、認定NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)事務局長 明城徹也さま、NPO法人くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)代表理事 樋口務さま、大分県社会福祉協議会 市民活動支援部 災害ボランティア・福祉支援センター 所長 藤田宣宏さま、大分大学 減災・復興デザイン教育研究センター長 鶴成悦久さまよりご祝辞を頂戴しました。


↑代表理事 山下茎三


↑(来賓)大分県生活環境部長 首藤圭さま
↑(来賓)認定NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)事務局長 明城徹也さま


↑(来賓)NPO法人くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)代表理事 樋口務さま
↑(来賓)大分県社会福祉協議会 市民活動支援部 災害ボランティア・福祉支援センター 所長 藤田宣宏さま


↑(来賓)大分大学 減災・復興デザイン教育研究センター長 鶴成悦久さま
↑設立宣言 本会理事 柴田真佑

↑さいごに参加者の皆さんで記念撮影を行いました。「OITA」の頭文字「O」のポーズで連携です!
2025年6月24日
代表理事 山下 茎三